黄色い世界 (ページ13)

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バイトページ13

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今日会うんだったら、もう少しメイク丁寧にしたら良かった、、

なんて考えながら、バイト先まで電車に乗って向かう。

お店に着いて、制服に着替えて。

夕方はまだ混み合っていないから、その間に店長にひかるさんの来店予約をしてみる。

「あの、店長、、」

どうしたん？なんて聞いてくれる優しすぎるほど優しい店長。

「私の知り合いが2人今日来たいそうで、予約取りたいんですけど、時間まだ連絡なくて」

わかり次第で予約席作れたら作っていいですか？と聞けば、快諾。

『予約できます、何時頃来られますか？』

仕事中なので、素早く連絡を送ると思ったよりも早く返ってきた返事。

『6時半には着くからその時間で予約したいかな？』

そのメッセージを見て、店長にも伝える。

ひかるさんの席も予約席として完璧にセッティングして。

彼が来る6時半までに出来るだけの仕事を終わらせようと、働いた。

私が、揚げ物を担当する日だから、わざと私の近くにしたのは私だけの秘密。

店長には、電話とかよく来る人だから出口近い方がいいと思う、なんて誤魔化した。

だって、揚げ物担当の時、ホールに出る機会ほとんどないから、ひかるさん近くじゃないと見れないんだもんね。