黄色い世界 (ページ12)

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そのあと、2時間ほど寝ていた私。

よく寝た、と思って今度こそ起きる姿勢に入る。

猫のように伸びをして、顔を洗いに動き出す。

そのあと、朝ごはん兼昼ごはんを作って、動画サイトから動画を選んで、ご飯を食べる。

そのあとは、趣味のピアノを弾いたり、バイトのメイクをしたり。

バイトは4時からだから、まだ時間はあるし。

のんびり携帯と過ごす時間。

そんなところにやってきた、思いもよらぬ電話。

「、、はい」

「あっ、Aちゃん？俺だけど」

そう言って電話してきたのは、ひかるさんで。

「今日夜空いてたりするかな？」

どうやら突然友達にご飯の誘いを断られたらしい。

「あ、、今日はさっき確認したらバイト入ってて」

無理です、の意味を込めてはっきり伝えると。

「え、俺Aちゃんのバイト先行ってもいい？」

まさかの展開。

「お客さん増えるのは大歓迎ですけど、あの、えっと、一緒にご飯、、は叶えられない、ですけど」

混乱する頭で伝えるも、届かず。

俺行くわ！渡したいものあって！って言い残して切れた電話。

『お店の住所と名前、営業時間とか教えて貰っていい？』
『あと、俺のメンバー一緒に行くことになっちゃって。合計2人で行っても大丈夫かな？』

5分後にきた連絡には、そう書いていて。

言われた情報と、私の知人ということで席を取っておくことを伝える文章を送った。