79 ページ29
《佐久間side》
残暑も終わって、涼しい季節がやってきた。
LIVE中にみんなの曲中のセリフを入れ替えて遊ぶのがブームみたいになっちゃってるのに、頑なにオリジナルを貫き通すA。
佐久間〈Aはマイペースだよね〉
《違うよ！オリジナルを聞きたい人のために頑張ってんの！》
目黒〈それがAの良さだもんね(笑)〉
《蓮、ありがとう！》
ラウ〈おいでって言って？〉
《…おいで》
ラウールのリクエストに応えて、イケボで言ってくれたA。
《いや、来んなよ(笑)》
Aのイケボに吸い込まれるように、メンバー全員が近寄る。
ラウ〈ねぇ！！かっこよくて、しんどいっ〉
《ふふっ(笑)ありがとう》
ラウ〈やっぱAちゃんの違うバージョンも聞きたい人いると思うよ？〉
《そうかな？いないよ？》
目黒〈はい。じゃあマネしてね？大好き〉
《大好き》
佐久〈チューして？〉
《チューして？》
渡辺〈帰さない〉
《帰さない》
阿部〈ギュってして、いい？〉
《ギュってして、いい？》
ラウ〈おいで〉
《おいで》
宮舘〈目閉じて？〉
《目閉じて？》
岩本〈どうしよっか？〉
《どうしよっか？》
向井〈一緒にいよ？〉
《一緒にいよ？》
深澤〈君の彼氏になりたい〉
《君の彼氏になりたい》
ーパチパチパチパチ
Aの全セリフコンプリートを聞いて、大きい拍手に包まれる会場。
Aは恥ずかしいのか、頭を掻きながらはにかんでる。
Aがイケメンに全振りすることもなかなかないし、レアなMCになったと思う！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 714人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏めめ | 作成日時：2023年5月14日 10時
