ずっと好きでした。③ (ページ37)

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《Aside》

目黒「ここに座って？」

『…うん』

目黒「あ、こっち向きね」

『わがままだな(笑)』

目黒「ふふっ(笑)」

向かい合わせに膝の上に座れと言われて、しぶしぶ言うことを聞く。

まぁ蓮の誕生日だしね。

目黒「キスするけど文句は聞かないよ」

『え？…っ、はっ…』

私が反論する前に、降ってくるキス。

私がしんどかった間、蓮なりに気を遣って、スキンシップを減らしてくれてたことは知ってる。笑

そんなところも可愛いな〜と思ってたけど、その反動なのか、キスが終わる気配がない。

ードンドンドンッ

目黒「ん？」

『ちょっと！………っ、苦しいからっ』

目黒「俺、2日間は我慢した！」

『それは知ってる！すごくありがたかったと思ってる！ゆっくりさせてくれて、超助かった！』

目黒「うん、だからいいよね？」

『は？』

目黒「文句は聞かないって言ったじゃん(笑)」

『いや、呼吸はさせて』

目黒「それはタイミングを見て、Aちゃんが頑張るんだよ」

『おい(笑)口を開けた瞬間に塞いでくるのは蓮でしょ？』

目黒「キスで止めるの大変なんだよ？」

『え？』

目黒「まだ女の子の日が終わってないAちゃんに無理はさせられない！」

『そういうこと？』

誕生日なのにタイミングが悪いな〜とは思ってたけど。笑

蓮もそこは気にかけてくれてたのか。

あまりにも真剣な顔で言うもんだから、好きにしてって言いそうになる。笑

結局、キスの嵐は終わらない！！