ずっと好きでした。③ (ページ31)

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《Aside》

パソコンで頼まれた仕事をしていたら、急に肩を叩かれた。

もちろんイヤホンをしてるから、気配に気付いてない(笑)

『うわぁ！？』

目黒「話がある！」

『へ？蓮？』

目黒「ちょっといい？」

『別にいいけど、いきなりはビックリする…』

目黒「いつもビックリするんだから、片耳だけにしときなよ〜(笑)」

『それもそうだね(笑)』

もう骨伝導のイヤホンにしよう。

あれ、周りの音は聞こえたうえで曲が聴けるらしい！

そして、私がパソコンを片付けるのを待ってくれる蓮。

片付けると、人気のない廊下に連れて行かれる。

『どうしたの？』

目黒「ねぇ、不安になってない？」

『………何かあったっけ？』

目黒「午前中の話しをみんなにしたら、Aちゃんが不安になってないか？って言われて、心配になった…」

『なるほどね』

蓮はあの現場にいたじゃん(笑)

あの状況で、私が不安になる要素あった？

『私、こう見えて蓮から大切にされてることは自覚してるよ(笑)蓮があの子を傷付けないように頑張ってたから、代わりに断ってあげられるくらいには愛されてる自信がある』

目黒「Aちゃん…」

『蓮が日頃から気持ちを伝えてくれるし、行動でも示してくれるじゃん』

目黒「…やっぱり好き！」

『うん、知ってる(笑)私も好きだよ』

目黒「ごめん、無理」

『っ、こらっ』

会社なのに、キスしてきた！！

目黒「…あとは家まで我慢する！」

『いやいや、偉くないからね』

そもそも我慢出来てないし(笑)

まぁ今日は誕生日だから特別に許す…

はぁ…私もたいがい蓮に甘すぎるんだ(笑)