ずっと好きでした。③ (ページ27)

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《Aside》

仕事中だったら悪いなと思って、こっそり壁から覗くと、蓮が困った顔をして女の子と話してた。

相手の女の子は、最近売れ始めた若い子で、NAOMIさんだったかな？

雰囲気からして、たぶん告白されてるんだろうな(笑)

さぁ、この場合はどうするのが正解だ？

しばらく様子を見てみようか？

NAOMI「迷惑なことはわかってるんですけど、それでもあきらめられないくらい目黒さんのことが大好きで…たまたまお会い出来たのも運命だと思って！」

目黒「あの、本当にお気持ちはありがたいんですけど…すみません」

NAOMI「どうしてですか？」

目黒「お互いに大切な時期だと思うので」

NAOMI「私は目黒さんとお付き合い出来るんだったら、全然大丈夫です！」

目黒「いや、自分は大丈夫じゃないので。他のメンバーにも迷惑はかけたくないですし」

NAOMI「遊びでも構いません！一度でいいからデートしてもらえませんか？」

目黒「本当にお気持ちはうれしいんですけど、すみません」

蓮が必死に傷付けないように断ろうとしてるのもわかるし、女の子が必死なのも伝わってくる。

ホントにチャンスが今しかないと思ったんだろうね？

NAOMI「彼女がいても構いませんから！」

目黒「いや、ダメでしょう。もう少し、ご自分を大切にした方がいいと思いますよ」

NAOMI「…彼女がいるんですか？」

目黒「いや、いないですけど」

さすがにこのままだと可哀想か(笑)

ちょっとマネージャーとして、止めに入ろうかな。