ずっと好きでした。③ (ページ26)

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《Aside》

今日は蓮の誕生日、日付が変わった瞬間におめでとうを伝えて、少し話して寝た。

朝から蓮と同じ現場になってるから、朝起きてからも改めておめでとうを伝えて、一緒に家を出た。

目黒「誕生日に一緒にいられる時間が長いだけで幸せ〜」

『仕事だけどね(笑)』

目黒「午後からはリハだし、メンバーがいるから騒がしいな」

『1人じゃないからいいじゃん』

目黒「そうだね！」

今日の午前中は単体で雑誌の撮影だ。

私の仕事はそんなにないし、他所行きでイケメンな蓮を見て癒されよう(笑)

スタジオに着いて、メイクや着替えをして、何パターンかの衣装やシチュエーションで撮影が進んでいく。

少し仕事の電話で席を外していたら、蓮の姿が見えなくなった。

『すみません、ウチの目黒がどこに行ったかわかりませんか？』

ｽﾀｯﾌ「目黒さんだったら、隣のスタジオで撮影してたモデルさんと話してましたけど」

『そうなんですね！ありがとうございます、あとは探してみます！』

スタッフさんの言ってたモデルさんが誰なのかわかんないけど、とりあえず蓮を探そう。

もし時間があるなら、仕事の打ち合わせもしたいんだよね。

どこにいるか検討もつかないけど、スタジオを歩き回ってみる。

方向音痴なことを忘れてて、人気のない所に来てしまったかも…なんて思ってると、男女の話し声がした。

戻り方を教えてもらおうかな〜。