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《森本side》
事務所の帰りに階段を降りてたら、座り込んでる女性の社員さんがいた。
さすがに放っておけなくて、声をかけてみると、振り返ったのは知ってる顔だった。
『あ、森本さん…お疲れ様です』
森本「え、大丈夫ですか？顔色悪いですけど」
『いや、軽く貧血ですね…』
マスクしてんのに、すげー顔色が悪いことがわかる。
森本「熱とかはない？」
『ないです…座ってたら落ち着くと思うので、気にせず行ってください』
森本「いや、無理っすね」
『仕事の途中じゃないんですか？気にせず行ってください』
森本「いや、今日は打ち合わせに来ただけなので仕事は終わりました！むしろAさんが仕事中なんじゃないんですか？」
『私は休憩中です』
なるほど、と。
あんまり俺には構ってほしくなさそうだから、これはSnowManを召喚した方が早そうだ。
今、暇な人いるかな？
まずはしょっぴーに連絡してみよう。
Aさんの隣に座ってLINEしてると、しょっぴーがSnowManメンバーにLINEしてくれたらしく、すぐに事務所にいたラウールが来てくれた。
ラウ「森本くん、連絡ありがとうございます！」
森本「いえいえ〜」
『え、ラウ？』
ラウ「事務所には高橋さんから呼ばれて来たんだけど、そんなことより大丈夫？」
『うん、大丈夫…』
森本「この調子だから呼んだの(笑)」
ラウ「すみません(笑)」
森本「俺、いない方がよさそ？」
ラウ「いや、まぁ…そうですね、すみません(苦笑)」
森本「いいのいいの！俺、まだしばらくは事務所に残ってるから、力貸してほしい時は呼んで？」
ラウ「はい！」
ラウールだと力ないし、Aさんを運べなさそうじゃん。
ちょっとだけ事務所で時間潰して帰ろう。
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作者名：夏めめ | 作成日時：2023年2月11日 22時
