ずっと好きでした。③ (ページ2)

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《深澤side》

ラウ「お疲れ様です！」

『お疲れ様です！』

「「お疲れ様〜」」

会社のスタジオで滝沢歌舞伎のリハをしてると、ラウールを連れてAちゃんも来た。

ラウールがストレッチを始めたから、Aちゃんに駆け寄る。

深澤「Aちゃん、お疲れ」

『お疲れ様！』

深澤「ちゃんと着けてくれてる？」

『もちろん(笑)ありがたく着けさせてもらってるよ』

少し袖を上げて見せてくれた手首には、昨日のブレスレットがちゃんと着いてた。

深澤「めめも着けてくれてる？」

『うん！喜んでた』

めめからも昨日のうちにお礼の電話がきて、プレゼントを喜んでくれてはいたけど、呼び方を変えさせたことだけは納得してないらしい(笑)

佐久間「Aちゃん！来て早々で悪いんだけど、軽くでいいからタペストリー踊ってくんない？」

『え？』

佐久間「絶対踊れるよね？」

『いや？…まぁまぁかな？』

リハに合流した途端、佐久間からの無茶振り(笑)

Aちゃん、マジで困ってんじゃん。

佐久間「Aちゃんの柔らかい動きが見たいんだ！！」

『みんなも十分柔らかいけどね』

佐久間「Aちゃんのが見たいんだ！！」

要はAちゃんのダンスが見たいだけ(笑)

それは俺も同じだから、黙って成り行きを見守ろう。

『サビだけでいい？』

佐久間「ダメ！」

『いや、無理なのよ(笑)じゃあ佐久間くんが私の前で踊ってくれる？』

佐久間「え、いいよ！」

深澤「いいんだ(笑)」

佐久間「ふっかが踊る？」

深澤「めめにさせれば？もうすぐ来るっしょ」

佐久間「そうだね！それまでストレッチしてていいよ！」

『マジか…』

あきらめたようにジャケットを脱いで、ストレッチを始めてくれたAちゃん。

マジで優しすぎなのよ(笑)