ずっと好きでした。② (ページ15)

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《目黒side》

ワイン1杯目を飲み切って、いつもと変わらない様子のAちゃん。

さすがにそんなにすぐに酔いは回らないか(笑)

目黒「無理ならやめてもいいんだよ？」

『んー、21時か…まだ飲む』

目黒「大丈夫？」

『うん、大丈夫！蓮も飲んで〜』

目黒「もちろん(笑)」

気のせいじゃなければ、いつもよりニコニコしてきた？

『なんかね、ふわふわしてきた』

目黒「酔ってんじゃん！」

『まだ酔ってないよ？本気で酔ったら、こんなもんじゃ済まないもん(笑)』

目黒「マジで無理だけはしないでね」

『はーい！』

それから2杯目をあっという間に飲んだAちゃん。

いや、2杯が限界て言いましたよね？

『…蓮？』

心配してると、上目遣いのAちゃんに名前を呼ばれる。

目黒「どうした？」

『楽しくなってきた(笑)』

目黒「マジ？もう飲むのやめとこ？」

『ん、そうする』

目黒「お水は？」

『いらなーい！』

素直なタイプの酔っ払いで助かる(笑)

『れーんー』

目黒「んー？」

『れーん！』

目黒「もう(笑)どうしたの？」

『…好き』

目黒「っ…」

計算してない上目遣いの破壊力がヤバくて、衝撃…

リハを抜ける前の俺が、欲しくて欲しくてたまらなかった言葉。

『蓮のこと、好きすぎてどうしよっか？』

目黒「…先に煽ったの、Aちゃんだからね」

『へ？』

目黒「あんまり可愛いこと言わないで」

『ちょ…蓮っ…』

可愛いこと言ってきたAちゃんを押し倒して、そのまま口を塞ぐ。

最初こそ驚いてたけど、抵抗はされなかった。