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七五三掛「彼氏になりたい」
波乗りジョニーに負けずに、空で花火がぱらぱら言ってる。
最高なシチュエーションで、
私には勿体ないくらい素敵な相手なのに、
はいお願いしますと、すぐに言えない。
どうしたらいいのか分からず、泣きそうになっていると
七五三掛「嘘だよ。ちょっと意地悪した」
先輩がお尻をずらして、はじめに座っていた位置に戻った。
七五三掛「好きな男いるでしょ」
七五三掛「なんならその子の気を引きたくて、今日来てくれたでしょ」
「私が、釣れないからですか?」
七五三掛「違う。どうしよっかなー、こっちでもいいかなー、って迷われてるのを感じるから。」
当たり?と覗き込まれて苦笑いする。
七五三掛「屋台駆け回ったり、見切れ花火撮ったり、どーんぱらぱらが好きな子なんだね
フユちゃんが好きな子は」
縦と横の間で首を一度振ると
七五三掛先輩が体育座りになってこちらを向いて、
例の奴の話をアレコレ聞いてくれた。
サザンも、花火のどーんぱらぱらもBGMになって、
なんだか肩の力が抜けてたくさん笑えた。
七五三掛「フユちゃんの方からガツンと行くしかないかもね。どうにかなりたいんだとしたら」
「もしダメだったら先輩もらってくれますか」
七五三掛「ん〜、お下がりは嫌だな。長男なんだよね」
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ひま(プロフ) - なるさん» 初めてのコメント!😭ありがとうございます。必ずや、書き切ります。 (7月2日 21時) (レス) id: da5a411ea8 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - わぁ!ナツメキの季節だ、と胸の高鳴りが聞こえてきます。再開嬉しいです。応援してます! (7月2日 16時) (レス) @page45 id: 171bdb3dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひま | 作成日時:2021年8月12日 17時