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「暑くないですか?笑」
七五三掛「暑いけど、そういう意味じゃない笑」
無論、どういう意味かは分かっている。
恐れていたのは無言の間そのものではなくて、
こういう展開だったんだから。
七五三掛「じゃあもっと分かりやすく言うけど、手、繋いでいい?」
「いいんでしょうか?」
七五三掛「誰に聞いてる?笑」
「わかりません」
私の語気が弱くなると、
そういうものなのだろうか、
先輩が許可を待たずに、距離を詰め、手を取った。
「あ、手汗が、」
七五三掛「ごめん」
「七五三掛先輩のじゃなくて、私の、」
ロマンの間はやっぱり難しい。
いきなり無言で見つめられたら、魔法にかかったみたいに動けなくなる。
さらに近づく距離に、一瞬、思わず流されそうになって、我に返って、パッと離れた。
七五三掛「ダメか笑」
「ファーストキスは、彼氏がいいので」
七五三掛「じゃあ彼氏になりたい」
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ひま(プロフ) - なるさん» 初めてのコメント!😭ありがとうございます。必ずや、書き切ります。 (7月2日 21時) (レス) id: da5a411ea8 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - わぁ!ナツメキの季節だ、と胸の高鳴りが聞こえてきます。再開嬉しいです。応援してます! (7月2日 16時) (レス) @page45 id: 171bdb3dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひま | 作成日時:2021年8月12日 17時