ナツメキ

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「もうここで大丈夫。宮近帰り遠くなる」
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宮近「ここまで来たら何も変わらなくない？笑」
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「大丈夫。なんか2人なのは、さすがに元太くんが嫌がるかもだから」
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宮近「それこそ今更じゃね？つか、松倉とか海人でも多分送るよ」
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宮近「…俺だから？」
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「うん。俺だから笑」
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宮近「もしかしなくても元太って意外と重い？」
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「あの人たち全員重いし、口は軽いじゃん」
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宮近「なに上手いこと言ってんの」
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ほんとは、
元太くんと他に何話したのって、
私のことは、なんのことを話したのって、
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聞きたかったけどうまく口が開かなかった。
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「ミッションインポッシブルのテーマ歌いながら追っかけたの超バカで楽しかったから、海人とアキ早く仲直りしてほしいよね」
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2人でちゃんと話すのは、
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私が好きだって言って、
宮近にごめんって言われた、
あの日以来だって、だいぶ序盤で思い出したけど、
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もう大人なのでちゃんと笑って別れた。
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途切れ途切れの古い記憶で、
とても都合の良いスライドショーを作ってしまうから
酔っ払いってダメだと思う。
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「もしもし元太くん
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え？全然元気なくないよ
早歩きで帰ったからちょっと疲れたのかも。
宮近？うん、送ってくれたよ。
でも私が途中まででいいって言ったの。
え、元太くんがやきもち妬くかなって。笑
ええ妬かない？
妬いてる？どっち？笑」
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