58 過去の記憶 ページ10
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いつもより買い出しが遅くなってしまって、
少し早足で寮に帰る。
玄関を開けたら
真っ暗で、まだ誰も帰ってきてなかった。
とりあえず塞がった両手を解放したくて
キッチンに入る。
「ふぅー、重かった。」
カウンターにパンパンになった
レジ袋を置いた時。
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ふと、嫌な予感がした。
いつもと何か違う。
ドクドク、
心臓が急ぐのが分かる。
背中に変な汗をかく。
ゆっくり、ゆっくり。
後ろを振り返ると、
物陰にわたしの知らない顔があった。
うそ、やだ…
目が合う、逸らせない。
身体が固まってしまう。
？「…ビビってんの？かわいー」
？「そのまま動かないで〜」
その顔はジリジリ近寄ってくる、
昔の記憶が蘇る。
怖い怖いこわいコワイ、だれか助けて…！！
でも、逃げなきゃ…。
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「_______っ！！！」
鉛のように重い身体に鞭を打って、
無我夢中で走った。
とにかく逃げなきゃ、、！
また"あの時"と同じことになってしまう
それはだけは嫌だ…！！
廊下に出て、玄関に向かって走る
カチャと扉が開く。
寮の中に入ってきたその人の胸に
わたしは飛び込んだ____________。
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パチっと玄関の明かりがつく。
神宮寺「え、ちょ？Aちゃんどうした？どういうこと？」
こんなの絶対ダメなのに、
身体がこれ以上動かなくて、話すことも出来なくて
情けないけど、
神宮寺くんの胸の中で泣くことしかできなかった。
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あいゆか(プロフ) - はじめまして♪キンプリ専属マネージャーおもしろくて一気に読んでしまいました！シンデレラガールも拝読したいのでパスワード教えて頂きたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年7月29日 5時) (
レス) id: 16ca9e9d7e (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - まり姉さん» わー！すみません！すぐに修正します！ご指摘ありがとうございます（ ｉ _ ｉ ） (2019年7月12日 1時) (レス) id: 23e5176e05 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 毎回思ってたんですけど、バライティじゃなくてバラエティーですよ？ (2019年7月12日 1時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2019年5月26日 20時
