65 初めて☆岸side ページ17
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A「わたし、実は甘いもの好きなんです」
ほわっとした柔らかい笑顔。
お風呂上がりだから多分すっぴんなんだけど、
ちょっと火照ってて、ほっぺたがピンク色
「まじで…？よかった。
あんま甘いもの食べてるイメージなかったけど、」
永瀬「たしかにそうやな」
A「みなさんがいない時にこっそり食べてます。」
そんな簡単なことも知らなかったんだ、おれ。
なんかショックかも。
ケーキがほとんどなくなりかけた時、
Aちゃんが手を止める。
A「…紫耀くんとジンくんから聞きましたか？」
永瀬「…うん。」
A「そうですよね。わたし、あの時…」
「思い出すの辛くない？話さなくていいよ？」
そしたら首を横に振って、
A「深夜テンションってやつです笑
少しわたしの話に付き合ってください。」
俺と廉は相槌を打ちながら
彼女の話を聞いていた。
"あの事件"のこと以外にも、
一緒にダンスをしてたとか、
こんな会話をしてたとか。
ああ、この子は前の担当グループが
すごく好きなんだっていうことが
痛いほど伝わってきた。
今まで見たことないぐらいに
目をキラキラさせて語る姿。
この曲がいい！彼らはすごい！って、
全部Aちゃんのまっすぐで純粋な気持ちだと思った。
.
一通り話し終えて、紅茶を飲むAちゃんに
気になったことを聞く。
「…Aちゃんは、もうそのグループの人たちには会えないの？」
ピタッと動きが固まった。
A「…会えません。
私は担当から即外されて、あれから1度も会ってないです。接触禁止令も出たし。でも、仕方ないです」
なんだよ、
なんでそんな泣きそうな顔になってんの。
永瀬「え、じゃあ。俺らとも会えなくなるん？」
A「いえ、望めばキンプリのみんなとは会えますよ。」
弱ったようにぎこちなく君が笑う。
無理して笑うなよ。
前に歌ってた歌は、
きっと先輩グループに向けて歌ってたんだ。
そこまでAちゃんを魅了した
あのグループに、嫉妬してる自分がいた。
「俺たちの前でさ、そうやって無理して笑わないでよ
泣きたかったら泣いて？」
気づいたらこんなことを言ってた。
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あいゆか(プロフ) - はじめまして♪キンプリ専属マネージャーおもしろくて一気に読んでしまいました！シンデレラガールも拝読したいのでパスワード教えて頂きたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年7月29日 5時) (
レス) id: 16ca9e9d7e (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - まり姉さん» わー！すみません！すぐに修正します！ご指摘ありがとうございます（ ｉ _ ｉ ） (2019年7月12日 1時) (レス) id: 23e5176e05 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 毎回思ってたんですけど、バライティじゃなくてバラエティーですよ？ (2019年7月12日 1時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2019年5月26日 20時
