キンプリ専属マネージャー (ページ37)

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髙橋「あっちー！！！休憩！」

髙橋くんの声を合図に曲が止まる

何曲踊ってたんだろう、、
楽しくて時間も忘れてただひたすら踊った。

髙橋くん、岩橋くんと同じように
床にぺたんと座り込む。
みんなおでこに汗をかいていた。

髙橋「Aさんダンス上手すぎ！いつからやってたの？」

「えっと小さい頃からずっとやってて、今も大好きでよく踊ってます。」

岩橋「踊ったらほんと別人みたいだよね。俺2人に付いていけなかった」

髙橋「いやAさんが上手すぎて、俺もがちになっちゃって笑」

さっきまでテレビの中で見ていたメンバーが
今私の隣に座る人たちだって思うとなんだか照れくさい。
今更かよって言われそうだから本人たちには言わないけどね。

「すっごく楽しかったです…。
岩橋くん髙橋くんほんとにありがとうございます！」

2人に向かって頭を下げると、
いいよ～って髙橋くんが頭をポンポンしてくれた。

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ガチャ、レッスンルームの扉が開く音。

平野「あーっ！こんなところにいたのか！」

反射的に立ちあがる
「平野くん、お帰りなさい！！」

平野「もう、悪い子だなぁ。」

「すみません…」

腕を引っ張られて、おでこにポンと手を置かれる

平野「…熱は下がったみたい。よかった。玄樹～！！見張っといてって言ったやろー！」

岩橋「俺じゃないって海人がさ！笑」

髙橋「え！俺のせい？玄樹くんひどーい。
いや、やっぱ俺が悪い気がするごめんなさい～」

舌をペロッと出して、
いたずらそうに笑う髙橋くん。

平野「とりあえずシャワー浴びてきな、そのままだとまた風邪引くよ」

今日はメンバーの言うことに素直に従うことにすると決めたのだ。

「分かりました」

シャワー室までの廊下を歩きながら
さっき踊ったときのことを思い出す。

昔の自分に戻ったみたいで
鏡の中の私はきっといい顔をしていたと思う。

私をこんな気持ちにさせてくれたのは
他の誰でもなくキンプリの6人、

もっと彼らのことを知りたい
こんな風に思えたのはいつ振りだろう。