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「お、おかえり…」
「あぁ、ただいま」
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ふぅと少し溜息を漏らす彼はなんだか顔がとても疲れていた
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「ねぇ、タクヤ…」
「わり、俺風呂入って寝るわ」
「え、あ…うん。そっか」
「あんたも早く寝なよ。おやすみ」
「あ、おやすみなさい…」
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そう素っ気なく言って髪をワシャワシャと掻きながら私の横を通り脱衣所に向かおうとする。
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あれ…？
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「タ、タクヤ？」
「あ？」
「香水変えた…？」
「は？…変えてねぇけど」
「あ…そっか」
「…なに？」
「ううん、なんでもない。ごめんね」
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不思議な顔をしながらも相当眠いのか
あまり気にしていない様子で脱衣所に向かってしまった。
思わず引き止めて聞いてしまったけど
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でも確かに横を通り過ぎた時一瞬
タクヤのじゃない香りがした…
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それも…少しキツめの女物の香水の匂い
もちろん私の物ではない
私の少し苦手な匂いで余計敏感になってしまってか
まだ少し鼻につく感じがして思わず顔を顰める
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タクヤ、女の人と会ってたの？
匂いが移るくらいだから、ある程度密着しなければこんな…
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ﾊﾞｯ…、
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彼がソファに脱ぎ捨てた上着を咄嗟に手に取り
気持ち悪い変態行為だと承知で鼻に近づける
「うｯ…、」
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直で嗅いでみると思った以上に匂いが移っていて
鼻がもげそうだった
それも、さっきとちょっと違う
なんだか色んな匂いが混じったような…
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タクヤ…一体何してたの…？
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです！ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました！！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の｢最重要機密事項！｣がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました！すごく面白いです！(*´ω｀*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか。 | 作成日時：2017年5月11日 18時
