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｢じゃ俺部活行くわ！ばいばい｣
『がんばってねー！』
部活の友達の方へ走ってく樹に手を振る
『ほんとに明るいよね樹って』
大我はゆっくり帰りの支度をしている
いっつもマイペース
「Aも変わんないけど」
『大我が静かなのかも』
「まあいいじゃん？よし、帰ろ」
大我は手首を掴むとずんずん廊下を歩きだした
『あっまって大我、私今日は自転車だった』
「そうなの？じゃあ駅までついてきて」
そう言うとふふって笑った いつも大我のペースに乗せられてる気がする
靴を履き替えて、赤く染まり始めた空の下を自転車を押しながら大我と歩く
ジェシーくんたちとも仲良くなって1週間ぐらい経った。
最近学校たのしいねーなんて話していると、話題は北斗くんに変わる
大我は気難しそうな顔をすると
「北斗はなんか変わってる」
なんてつぶやいた
『大我から見てもそうおもう？』
「人見知りってかなんだろ」
噂をすればって大我が指差すと、先にはジェシーくんたちが仲良さそうに歩いている
北斗くんもにこにこしてて
4人でいる時は楽しそうなのに、
「わたしも話せたらなーって思ってるでしょ？」
『いやあ、うん』
「人懐っこいAが話せないなんて珍しいもんね」
『こう、なんていうんだろ。友達になりたいなって』
ぽつっと大我の足が止まる
「それでもいいと思うけど、前みたいに深入りしすぎてってなったら俺だって守りきれないから」
過保護 なのかもしれないけど、大我がそういう理由は私がいちばん知ってるはずだ
ふわって悲しそうに笑う大我に申し訳なくなって言葉を探すけど、見つからない
『うん、きをつける』
「まあ隣の席だし、話してみたらいいんじゃない」
大我は ぽんっと軽く私の頭を叩くと、また歩き出した
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
