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というか9月に入ってからも大我と北斗くんはずっと変だ
卵焼きの味だけで言い争いしたり けっきょく私に食べて決めさせようとしてきたし
なんかかわいいけど、間に座る私はいつも居心地がわるい
『どう思う？じゅり〜』
困ったときは樹に電話 今日は話したいことがもういっこあるから
「A、聞きたい？」
『もちろん！』
「それはねえ」
『うんうん』
「し っ と ！」
『は？』
「嫉妬だって」
『だれが？ ちょっとなにそれ』
「きょもがー嫉妬してんの 北斗に」
あ、大我がね 変な想像して勝手にびっくりしちゃった
でも、大我が？
『大我ってそんな子供だっけ笑』
「きょももそういう時があるんじゃない で、話ってそれだけ？」
『あ、いや』
「北斗が好きって話？」
『ぶっ』
「おーい 生きてる？」
『生きてるよ〜〜…いつから樹にバレてたの』
「最初っからもうねーバレッバレ」
『あっでね、それで、樹だから聞くけどさ、やめたほうが…いいと思う？』
ちょっと座りなおすと向こうの壁に置いてるドレッサーに自分がちょっと映って
こんなに傷んでたっけ？ ピンクに染まった髪の先っぽはチリチリしてて 痛いよって叫んでるみたい、そんな感じだ
「もう抜け出していいんじゃない」
耳に樹の声が響いた
『うん』
上手く言葉が出なくて、うん、しか言えない
「ごめんもうダイレクトに聞くけど、先輩のことまだ好きなの？」
樹のまっすぐな目が浮かんで 胸がぎゅっとして
言葉を絞り出す
『うーん ずっと心の中にいる 忘れたいくらい ずっと依存してる自分が嫌
上手くいくかいかないかじゃなくて、あの時みたいにみんな傷つけちゃいそうだから嫌なの』
「わかるよ でもね、そうやって北斗避けたりしてると大事なもん見失うよ 北斗がいい奴なの知ってて好きなんでしょ」
『うん北斗くん大好き』
「それ俺に言われてもね笑 もう答え出てるんじゃない 北斗嫌いになるのと先輩のこと引きずるのどっちが苦しい？
Aが変われるまで思いっきり恋すればいいじゃん 変になりそうだったら全力できょもと俺が止めるよ まあもう寝な？」
『樹大好き！おやすみ！』
「きょもにも話しなね、おやすみ」
樹は私の思ってた数倍大人だし恋愛上手だ
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
