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大我side.
テストも終わって気付いたら10月
でも色々とテストどころじゃなくて、勉強よりもAのことでハラハラしてた記憶しかなくて なにやってんだろ俺
「で、きょもなんかあった？」
放課後に、帰ろうとしてたら樹に腕をぐっと掴まれて「なんかきょも死にそうな顔してる」なんて連行された先
こんなマックで話すような内容じゃないんだけど
『そんなに悲しそうに見える？』
「悲しそうってか、夏休み明けぐらいからおかしくない？きょも」
『そうねえ 辛いっちゃ辛いかな、ねえ樹はさ』
｢ん？｣
『好きな人に好きな人がいたことないでしょ』
「俺に聞いちゃう？それは無いね 断じて」
『あそ、ならいいわ』
「ねえ嘘嘘嘘嘘嘘 いや、事実だけど！嘘！」
手をブンブンさせて笑ってる樹みたら、あーもうこいつに隠す必要無いなって思って口を開いた
『もうキツいんだよね Aのこと守るとか守らないとか、俺はもう馬鹿なの もう俺なんていらないのかも そーいうことばっか考えて気づいたら北斗も傷つけてたし ねえ俺って一体何』
ばーって言い切ると樹はちょっと驚いた顔をする
「後にも先にも１回しか聞かないけどきょもはAのこと好きなの？」
1番聞かれたくない質問
『…好き かもだけど言わないつもり 出会ったときから何回も言おうと思ったけど何回もやめたの 分かるでしょ？ Aが恋して傷つかないように守ってるのに』
気づいたら泣いてて、前を見たら樹も泣いてて、傍から見たらポテト食べながら泣いてる男子高校生2人なんて最悪すぎる
「俺はきょもにとって1番良い道選んでほしい Aも苦しんでるきょもより笑ってるきょもの方が好きだよ」
樹は泣きながらポテトたべてて きったない顔で言葉を紡いだ
俺にとって？
尚更わかんないけど、少しわかったような
やっぱ樹って強いなって、心がちょっと明るくなった気がした
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
