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『だってないんだもん！ないないないない！大我のパンちょうだい！』
朝に入れたはずのお弁当はスクバを何度見てもやっぱりなくて、ほんとにやばい
｢これは俺のだからダメ 購買行ってみたら？｣
｢いや今俺購買行ったけどほとんど売り切れ 。A半分あげよっか？｣
『えー、でも樹は午後部活あるからちゃんと食べなきゃだよ』
困った困った 大我は少食だからそんなに量も持ってなくて、やっぱり頼むのは申し訳ないし
2人もオロオロしてるしなんとかしなきゃ
『決めた！今日はお昼抜く！やせたいから』
えーほんとー？なんて心配してる2人が気まずくならないようにスマホを適当にいじる
｢ねえAちゃん｣
ぽんっと肩を叩かれて右を見るとジェシーくんだ
4人ぐらいの男の子で固まってご飯を食べている
『なになに』
ジェ｢慎太郎のパン余ってるから食べる？｣
『いいの？』
ジェ｢もちろん、ねえ慎太郎｣
慎｢いいよーもらっちゃって｣
カレーパンももぐもぐしながら、しんたろうくん？がニコニコしててなんか可愛い
有難くパンを受け取ると樹と大我が今のやり取りを見てたっぽくて不審そうな顔をしてる
『過保護だなあ』
大｢いつの間に仲良いの？｣
『仲良いっていうか、ジェシーくんが隣の席の人と仲良いぽくて、いろいろつながって みたいな？』
樹｢なんだそれ笑｣
樹が吹き出すとまた空気が和む
なんかお礼しなきゃーって考えてパンを1口かじると、ジェシーくんがまたこっちに話しかけた
｢おいしい？まずい？どっち？｣
なんだよその質問ってみんながワイワイしてる
『うーん、まずい！』
慎｢Aちゃん！｣
高｢ごめんね うちのジェシーは気にしなくていいからね｣
ちらっと見ると
隣の黒髪の彼もほんのちょっとだけ笑ってて嬉しくなった
最初は警戒してた大我も樹も、気づいたら横の4人とも仲良くなってて、いや隣の彼はやっぱ人見知りっぽいけど
まだ5月だし名前もちゃんと知らないよねって樹が言うと、1人ずつ流れで自己紹介することになって、いよいよ彼の番だ
｢松村北斗です、よろしく｣
低い声でぼそっとつぶやく やっぱりなんか雰囲気がある人だ
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
