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もどかしい北斗くんともどかしい私の関係は変わったようでなにも変わらないまま日々はつづいた
北斗くんに消しゴム借りたり、そういうのだけでもムダに緊張したり、そのたびに大我の"深入りしすぎないようにね"なんてことばがぐるぐるって回って
なんかこの頃、北斗くんを見るとへんなきもちになる
"懐かしい"ようで絶対に蘇ってほしくないズキズキは、へんなきもちにちょっと似てて、これはちがうよって上書きするようにまたピンクに染めたんだ
5月の下旬にもなり、体育祭がはじまった
樹「あちーよ 5月なのに」
『日焼け止め足りないよねえ』
京「わかる」
『大我は塗らないでしょ』
高二の徒競走だけどべつに知ってる先輩がいるわけでもないしって、テントの下にコソコソって入っておしゃべりしてる
『ほく、あ、ジェシーくんたちなにでるんだっけ』
樹はパンフレットをひらいて、これとねーなんて説明してくれて
むーって顔してる 大我を横目に、そろそろお昼だし出よっかってテントを出た
Aー！なんて声が聞こえて遠くをみるとジェシーくんたちが手を振ってて、みんなでお弁当をたべることになった
慎「で、高地が2回フライングしたの。2回だよ？」
ジェ「こーちだからね！」
ワイワイ騒いでるジェシーくんと慎太郎くんは午前にもいっぱい競技出たはずなのに、変わらず元気でちょっと安心
午後もがんばろうねーなんて話をして、やっぱり7人でいる時間っていいなーっておもいながらお弁当をたべる
こんな暑いのにジャージにうまってる北斗くんは
みんながおしゃべりしてるのに、しずかにお弁当をもぐもぐしてて かわいい
ずーっと見てたらぱちって目が合って、ついそらしてしまった
リレー頑張ってね、とか応援できたらいいのに
喉までは言葉がくるのに言葉がでない
ほんとに、こういう時のわたしは可愛くない
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
