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目をつむって、くじをえいっと引く
28番…ドキドキしながら表と照らし合わせる
『きたー！！いちばんうしろ！！！』
ついについに、引き当ててしまった 窓側のいちばんうしろ
嬉しくてぐるぐるまわってると、大我が むーって顔しながらこっちにくる
｢ねえA変わってくんね｣
『無理だねえそれは』
大我は前の方になっちゃったっぽい
『樹はどこだった？』
｢お、それ聞いちゃう？｣
『どこ！』
樹はにやにやすると
｢きょもの隣〜｣
番号の書いた紙をヒラヒラさせてる
大我は、え〜最悪〜なんてわらってるけど 1人だけ離れちゃった私の方が最悪だよ
｢A落ち込むなよ｣
『落ち込むよお こっちに話に来てね』
大我は 派手だねえ って私のツインテールの先っちょをぽんぽんさせながらふふっと笑った
金髪だってたいして変わらないのに
｢肝心なのはAの隣じゃない？｣
たしかに〜なんて思いながら、先生が移動してみろーって言うから荷物をとってすわる
窓の外を眺めて、こっちの桜もピンクじゃなくなっちゃったなあって寂しくなってると 隣に気配を感じた
チラッと横を見ると
わりと背高めの赤髪の男の子が座ってて、えーっと名前なんだっけ なんせ樹と大我しか話してないからピンとこない
よろしく…と言いかけると、赤髪の子がこつんって叩かれちゃって
｢ジェシー、おまえそこじゃねえだろ｣
｢AHAHAHA！おいなんだよジェシー！俺が北斗だよ！｣
｢おまえはジェシーだろ｣
後ろがよかったのにーってジェシー？さんが駄々をこねてるのも構わず どいたどいたってどかすと今度は黒髪の人が座る
うちの学校って派手なひと多いから黒髪ってめずらしいなーってちょっとだけ見惚れてたら
あっこっち見た
｢…うるさくてすみません｣
片っぽだけ口角をあげて笑った顔がちょっと可愛い
よく見ると制服の着こなし？とかお洒落だし黒髪が似合ってていいかんじ
なんか話してみよう
ちょいちょいって手で呼びかけると 不思議そうな顔をしながらこっちを向く
『わたしはなんて名前でしょう？』
「は？」
ちょっと怒ってる？
「小枝A！」
沈黙を割くようにジェシーくんが叫ぶ
フルネームってそんなに覚えてるもの？って思いながら、いぇーい！ってハイタッチする
ジェシーくんとは多分仲良くなれる気がする
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
