今日:59 hit、昨日:140 hit、合計:16,037 hit
小|中|大
・ ページ7
昼休み、中庭で昨日のことを園子に話す
「園子...私どうすれば良いのかな。二人の事はもちろん大好き。でもちゃんと素直に応援できない自分が一番嫌いなの」
思い出すのは蘭を見つめる新一のあの優しい瞳。あんな目を向けられたことなんて一回もなかった。つまるところ彼にとって私は大事な幼馴染の枠に過ぎないのだ
理解はしてるのにワンチャンあるかもという僅かな希望の糸に縋り付く私は誰が見ても滑稽だろう
「...こんな話しても困るよね。もう大丈夫!色々吐き出せてスッキリした!早く教室に戻ろ?」
そして、小さい頃有希子さんに連れて行かれた場所でひとりの男性に言われたことを不意に思い出した
"『いついかなるときもポーカーフェイスを忘れてはいけないよ』"
今の私は上手に笑えてるだろうか。浮かない顔をした園子の顔が頭にこびりついていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
285人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月21日 17時