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好きな人 ページ3

物心ついた時から私の隣には常に新一がいた



幼稚園の頃から彼の一番はホームズで私は二の次。でもそれでも構わなかった。彼の視界に私という存在があるというだけで



親同士が仲が良くて私は新一にいつもベッタリだった



新一も普通の顔をしていたから、少なくとも嫌われてはないんだろうと解釈した私は幼稚園にいた頃の半分は新一と過ごしていたし、これからもずっとこうして新一と隣にいるんだろうって信じて疑わなかった




だけど、あの日、蘭と出会った時から新一は変わった。新一の2番目...いやホームズよりも大事な存在に彼女が収まったのだ




これが性格の悪い悪女みたいな女だったらよかったのに。蘭はその逆でまさに天使のような子だった



人好きのする明るい笑顔で笑う蘭の顔に私の嫌な気持ちは吹き飛ばされたかのように晴れていった

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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月21日 17時

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