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私の隣に座って快斗くんが話をし始めるが、私の心中は新一のことでいっぱいだった。きっと今もこうして蘭と二人の秘密だとか言って冒険してるのだろう
想像しただけで、嫌気が差す。ぎゅっと膝の上に置いた腕に力を込めると快斗くんが私の腕を握った
「さっきから何辛そうな顔してんだ?俺で良ければ相談乗るぜ!」
心配そうに顔を覗き込んでくる
普段なら園子ぐらいにしか言わないのだが、彼の純粋な気持ちに押されたのもあるし、恐らく会うのもこれが最後の男の子なら別に構わないだろうと胸の中に閉まっていた気持ちを吐露する
「私ね、好きな男の子がいるんだけどその子は別の女の子が好きでね?片想い辛いなぁって思ってただけ」
「....ふぅ〜ん?」
快斗くんは考え込むと盗一さんに声をかける
「おやじ!ちょっとホテル出てもいいか?」
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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月21日 17時