怪盗キッドVS京極真 ページ37
「えっ、京極さん?」
「おぉ。あのお嬢様のカレシらしいんだが...オメェは知ってるか?」
「確か、空手の世界大会400戦無敗の人でしょ?写真でしか見たことないけど知ってるっちゃ知ってるよ?」
園子からうんざりするレベルで惚気を聞かされたしね...。夜中まで京極さんの話をされたことはまだ記憶に新しい
「彼が今度盗む
いつコピーしたのかどうやって侵入したのか色々聞きたいことはあるが大人しく快斗が見せてきた動画を見る
画面中央には道着を着て視界を妨げるガスマスクを装着した京極さんの姿が。周りは拳銃を持った人たちに囲まれてる
いくら京極さんが強くてもとても避けきれるとは思わないが...
そう思った次の瞬間
恐らくBB弾であろう弾を人間業とは思えないレベルでキャッチしていき暫くその光景が続いた後周りの人たちがドサドサと倒れていく様子が映っていた
動画はそこで終了した
「いや、いやいやいやおかしいでしょ!?何にも見えなかったけど...」
「な?おもしれーだろ」
「いくら快斗でも、京極さんと正面切って戦うのは諦めたほうがいいと思うけど...」
主に命の心配が勝つわ...先程の衝撃映像が未だに頭の中にこびりついてる中、そんな京極さんの彼女でもある園子からメールがきた
『明日の放課後一緒に鈴木大博物館まで行きましょ♡真さんにも是非雪乃のこと紹介したいの!米花駅のところで待ち合わせしましょ』
との事だった。明日はなんにもなくて暇だった為了解と返信していると快斗が口を開く
「俺は今回お嬢様にとある賭けを持ちかけようと思う。」
「賭け...?」
「あぁ。賭けの内容は至ってシンプル」
ゴニョゴニョと内緒話をするように耳元で賭けの内容を教えてくれる
「...恋のキューピッドにでもなるつもり?」
「さぁな?」
その内容は絶対園子が勝つだろうに...
343人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時