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「ちょっとぼく、次郎吉おじさんのトコに行ってくるねー！面白いことに気付いたから！迷子にならないように雪乃ねえちゃんもついて来て！」
手を掴まれてそのまま昨日乗っていたワゴン車に連れて行かれた。何をするのかと見てると昨日の映像がもっかい見たいと頼んでいるがそれはもう自伝映画の政策スタッフへ送ってしまったらしい
「それは後程、我々警察へ提出してもらう事になりますよ...」
ワゴン車の扉を開け中森警部が入ってくる
「なにしろ怪盗キッドがあんな派手な下見をやるなんて、今までになかった事ですからな、、、」
そう、昨日の派手なデモンストレーションは空から来ると見せかけて地上の検問を緩める為の伏線
上空から来たのであれば当然警察は空の上ばかり警戒してしまうであろう
モニターの中からカウントダウンが聞こえ始める
そのカウントダウンが0になった時いつものような軽快な音ともにやつはそこに現れた
「キッドです！たった今怪盗キッドが予告通り姿を現しました！」
溢れんばかりの歓声が辺りを包み込む。ふと外に意識を向けるとポツポツと雨が降りはじめた
それにいち早く気がついた7番機に乗ってた寺井さんがモニターの映像を切る。
「こちら7番機、特に異常はありませんが恐らくこの雨の影響で一時的に映像が乱れているのでは...」
「いや、もしかしたらキッドが手下に妨害電波を流させて、何か企んでいるのかも」
「え？キッドに手下なんているの？」
「あ、ああ。老人とか若い女とか色々報告はあるが...1人いることは確かだよ！」
余計な事を言ってくれた...てか若い女ってもしかして私のこと？いつも黒のマントで行動してるからバレないと思ったんだけど...
そしてその言葉を聞いて何かを閃いたコナンくんが私の耳元で話す
「雪乃！わりーが、ちょっと手伝ってくれ。オメェーはジイさんが乗ってたハーレーを探して来て、恐らくサイドカーに乗っているであろうルパンを潮留公園の木陰にまで連れて行ってくれ」
「ラジャ。だけどコナンくんは、、、？」
問いかけるとフッと笑みをこぼして麻酔銃をちらつかせながら答える
「俺は正面対決だ」
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作者名：ぽむ | 作成日時：2023年5月5日 1時
