検索窓
今日:64 hit、昨日:299 hit、合計:26,335 hit

ページ4

シンガポールに行く前日の夜




明日は一緒に空港まで行こうと言われ、快斗は私の家に泊まりに来ていた。別に泊まり自体はいつもしてるし特に問題ないのだが、急にちょっと出てくると告げて家を出てから約1時間




私の顔は今世紀最大に引き攣ってるだろう




「わりぃな、遅くなっちまって。こいつが中々出てきてくれなくてな〜」




快斗の腕の中にはすやすやと寝息を立てるコナンくんがいる




「快斗、いくらコナンくんが好きだからって誘拐は...」




「ちっげーよ!」




「冗談よ...で?まさか前言ってた考えってこれのこと?」




コナンくんをベッドに寝かせてつんつんと頬を突いてみる。強力な睡眠薬でも使ったのか起きる気配は全くない




快斗の考えは恐らく工藤新一としてシンガポールまで入国することだったのだろう。




確かに、顔立ちが似てる新一くんに変装してしまえば問題なしに入国できる。でもだからといってコナンくんを拉致してくる必要性はどこにあったんだ。むしろコナンくんを連れて行くことはデメリットしかないが




「盗みには怪盗を、殺人事件には探偵を、だろ?今回はちょっと嫌な予感がするんでね...名探偵の力を借りれるなら心強い」




「新一くんがそう簡単に手を貸してくれるとは思わないけど」




「それについても対策済み」




トントンとスーツケースを軽く叩いてニヤリと笑う快斗に呆れた顔をしつつ、コナンくんが起きたらまたお説教されそう〜と快斗の指示に従い憂鬱な気分のまま準備をした

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
634人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽむ | 作成日時:2023年6月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。