怪盗補助と怪盗のお話【紺青の拳】 (ページ13)

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「彼女は、自分の連れですが、何か？」

「真さん！メールくらい見てよね！！」

「すみません、機械に疎いもので...」

一応まだ敵いるんだし言ってる場合か？と思ったが，京極さんは中富サンの奇襲にも眉ひとつ動かさずあっという間に倒してしまった

彼女のピンチに駆け寄る彼氏ってのはなんでこうかっこよく見えるのだろうか。園子がベタ惚れするのも頷ける。ウンウンと納得してたらするりと蘭やコナンくんからは死角になる位置で快斗に指を撫でられた

慌てて快斗に目をやるとしてやったりと言わんばかりの顔で此方を見つめていた。思わず小声で抗議する

「ちょっと快斗！あんたの姿は今新一くんなんだからね！？蘭にバレたらどーすんのよ！」

「だからバレないように死角でやってんだろ。それに，自分の彼女が他の男に目を輝かせてるのはおもしろくねーし...こうしたらおまえの意識をオレで独占できるだろ？」

恋人繋ぎでもするかのように小指と小指を絡めてくる快斗に大した抵抗も出来ずにいると園子と京極さんが此方に来たため火事場の馬鹿力を発揮して無理矢理ひきはがした

快斗の思惑通り，思考が快斗でいっぱいになってしまった私を見て快斗は満足げなままだった。絶対許さないからな！