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お冠なコナンくんをなんとか宥め，3人で蘭と園子を待ってるとガラの悪い連中が声を上げながら歩いてきてた。シンガポールにもあんなチンピラみたいな奴らいるんだ...
「なんだ？アイツら...」
「真ん中にいるのは中富禮次郎だな...」
「中富って中富海運社長の名前？」
「あぁ。それにやり手と評判だが黒い噂が絶えない人物だ」
名前しか聞いたことなかったがそんなヤバいやつなんだ...てか日本人だったんだ。にやにやとゲスな笑みを絶やさない奴らが目をつけたのはスマホを弄っている園子だった
話しかけてるが，園子はドライにあしらってる。けど、そんな園子に調子が崩されたのか段々と雲行きが怪しくなってきた
「大変、このままじゃ園子が...！」
我慢ならないと飛び出していこうとするが，腕を掴んで止められる。腕を掴んだのは快斗のようでその顔はどこか面白そうに笑ってる
「！キッド！？」
「大丈夫だって。忘れたのか？あのお嬢様にはとんでもない騎士がいるってことを...」
「え？」
快斗の言葉に疑問を持った瞬間、男の悲鳴が聞こえ慌てて視線を園子に戻すとバタバタと何人かの男たちが倒れており、1人の男が何者かに後ろから掴まれているところだった
ぐいっと男を倒すと後ろに隠れていた者の顔が顕になり、見えたのは園子の恋人である京極さんの姿だった
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作者名：ぽむ | 作成日時：2023年6月6日 22時
