〜09〜 ページ37
貴｢子供の恋愛なんて、一種のすり込みですよ。
恋してるって、そう思い込んでいるだけです｣
来たばかりで、右も左もわからない状態。
そんな時に年上の女性が必要以上に構えば、
依存してしまうもの。
貴｢あと数年もすれば、年の近い相応しい子が現れて、私の事なんてどうでもよくなってますよ、絶対に｣
ｼﾞｮｰ｢……本当にそうかな？｣
そうどこか意味深に、
ジョーさんはポツリと漏らした。
ｼﾞｮｰ｢男にとっての初恋は結構特別で、思った以上に根強く心に残るモンだったりするんだよ。
もしかしたら何年か経って、自分のさっきの言葉を後悔する日が来るかもしれないぞ｣
貴｢……まさか｣
子供のサボは、もしかしたら私よりも中身は大人だったのかもしれない。
数年後、見下ろされるくらいに成長したサボに、私はこの日の言葉を後悔するのだろうか…。
黒々としていて苦そうなコーヒーだって、
たっぷりと砂糖が入っていたら甘い飲み物。
見た目ではわからなくても、
中身はどうとだって変えられるもの。
サボの飲みかけのカフェオレを、
そっと自分の前へと引き寄せる。
口にすれば、途端久しく感じていなかった甘さが広がった。
貴｢甘……｣
私には、砂糖一つくらいが丁度いい。
END
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三暁 那保(プロフ) - 岡本 珠理奈さん» お読み下さってありがとうございます！ 私もう、サボ以外書けない気がします(笑) 妄想の詰め合わせでしかありませんが、楽しんでもらえるよう尽力する所存です！ お気遣いありがとうございます。無理しない程度に頑張ります！ (2017年8月18日 19時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
岡本 珠理奈(プロフ) - やった、三暁さんの新作ですね！！三暁さんの作られるサボ小説、本当に大好きです！ご無理をなさらないように更新お願いします。 (2017年8月18日 17時) (レス) id: 05e4939074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2017年8月18日 15時
