番外編 2 ページ46
ｻﾎﾞ｢オレは少し羨ましいけどな｣
ｴｰｽ｢え…お前、
Aに口うるさく言われたいのか…？｣
サボがそーいう趣味を持っていたとは…。
若干引いたように表情を歪ませると、
バシッと強めに頭を叩かれた。
ｻﾎﾞ｢そうじゃねーよ！
…エースにだけじゃねぇか。
Aがあそこまで、自分の意見を強く言えるのってさ、エースにだけだろ｣
そう言われれば聞こえはいいが、
要はサボの前では可愛い子振ってるだけだろ。
ｴｰｽ｢わかんねぇな。
オレはお前みたいに、Aの事ばっか見ちゃいねぇから｣
ｻﾎﾞ｢っ!? べっ、別にそんな見てねぇしっ！｣
赤く染まったその顔は、図星だと自ら吐露してるようなもの。
顔を背けたそのうちに、
オレは近くの木に飛び乗り身を隠す。
ｻﾎﾞ｢…あ、エース｣
キョロキョロと目線をさ迷わせたあと、サボは一つため息を溢して、来た道を戻ってった。
サボの姿が完全に見えなくなり、
そのまま枝の上で仰向けに寝転ぶ。
青々と茂り重なった葉の隙間から、
水色の空が覗いている。
太陽の光が直接肌に当たり、
そのぬくもりから眠気が襲って来た。
睡魔に身を任せて、うつらうつら夢と現実を行ったり来たりしていると、カサッと草を踏み締める音が耳に届いた。
片目だけ開けて、音の正体を探る。
どうせまたサボが来たのだと思っていたが、
歩いていたのはAだった。
頭しか見えないが、藤色という変わった色を放つ髪を持ってるヤツなんか、この辺りじゃAくらいしかいない。
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三暁 那保(プロフ) - かぼすさん» コメントありがとうございます。一気に読んでもらえたとは！ 長々と続いていて、申し訳ございませんっ。たぶんまだ続きますが(笑) 最後までお付き合い下されば嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年7月17日 18時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
かぼす(プロフ) - 面白くて夜な夜な一気読みしてしまいました！笑 読んでから寝ようと思って読んでたら変な時間に寝てしまって起きたらこの時間……笑 更新楽しみに待たせていただきます！！ (2017年7月17日 14時) (レス) id: 9309b44a76 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - りらりら。さん» コメント、どうもありがとうございます！ 一気に読んでもらえたなんて、すごく嬉しいです！ …長くて申し訳ございません。まだ長くなりますが(笑)、これからもお付き合い下さればありがたいです。応援ありがとうございます、頑張ります！ (2017年6月22日 22時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 一から一気読みしましたが、面白すぎて一日で読破しちゃいました！ これからも更新頑張ってください！ (2017年6月22日 21時) (レス) id: 83f22703c1 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 火黒さん» ありがとうございます！ アウルはあげませんよ！(笑) そのように言ってもらえて、本当に嬉しいです！ 頑張って火黒さんを、最後までお連れいたします！ 今後もどうぞよろしくです！ (2017年6月4日 18時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2017年6月1日 19時
