No.77 ページ38
貴｢…サンジさんって、
本当にプロの料理人ですよね｣
ｻﾝｼﾞ｢ん？ どうしたんだい、いきなり｣
貴｢サンジさんの調理器具って、
使い込まれているのに、すごく綺麗だから。
道具にまできちんと気を配れる人って、
本物のプロだなぁって思うんですよ。
…って、ごめんなさい、なんか偉そうに｣
｢えへへ｣とはにかんでから、
傷つけないように丁寧に洗う。
ｻﾝｼﾞ｢Aちゃん、ありがとう。
嬉しいよ、初めて言われたからさ、そんな事｣
柔らかく微笑んだのも一瞬だけ。
すぐに目をハートにして、くねくね体を動かす。
ｻﾝｼﾞ｢オレに惚れた〜？ 惚れちゃっていいよ、
レディはいつでもウェルカムさぁ｣
貴｢あ、あはは…｣
ｻﾝｼﾞ｢…なんてね。
Aちゃんにはもう、特別な相手がいるみたいだから。
口説いたり出来ないな｣
貴｢え？｣
手を滑らせて落としてしまったスポンジを拾う。
貴｢えっと、なんでそう思うんですか？｣
そう聞き返せば、サンジさんは｢それ｣と私の胸元を指差した。
ｻﾝｼﾞ｢その首元のペンダント、指輪でしょ？｣
貴｢…見えちゃいました？｣
ｻﾝｼﾞ｢さっきチラッとね。
それさ、男からのプレゼントじゃないの？｣
疑問符が付いているにも関わらず、その声色は絶対だと確信しているように聞こえる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1552人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ONEPIECE」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三暁 那保(プロフ) - かぼすさん» コメントありがとうございます。一気に読んでもらえたとは！ 長々と続いていて、申し訳ございませんっ。たぶんまだ続きますが(笑) 最後までお付き合い下されば嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年7月17日 18時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
かぼす(プロフ) - 面白くて夜な夜な一気読みしてしまいました！笑 読んでから寝ようと思って読んでたら変な時間に寝てしまって起きたらこの時間……笑 更新楽しみに待たせていただきます！！ (2017年7月17日 14時) (レス) id: 9309b44a76 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - りらりら。さん» コメント、どうもありがとうございます！ 一気に読んでもらえたなんて、すごく嬉しいです！ …長くて申し訳ございません。まだ長くなりますが(笑)、これからもお付き合い下さればありがたいです。応援ありがとうございます、頑張ります！ (2017年6月22日 22時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 一から一気読みしましたが、面白すぎて一日で読破しちゃいました！ これからも更新頑張ってください！ (2017年6月22日 21時) (レス) id: 83f22703c1 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 火黒さん» ありがとうございます！ アウルはあげませんよ！(笑) そのように言ってもらえて、本当に嬉しいです！ 頑張って火黒さんを、最後までお連れいたします！ 今後もどうぞよろしくです！ (2017年6月4日 18時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三暁 那保
| 作成日時：2017年6月1日 19時
