No.52 ページ11
既に沈みかけだった太陽はあっという間に姿を隠し、交替で月が現れる。
月明かりに照らされる中、暗闇に目を凝らし、馴れた山を駆け回った。
どれくらい経ったのかなんてわからない。
貴「…っ、ルフィ!」
ようやく、見つけた。
服は破けて、体はケガだらけ。
まさに、立っているのがやっとの状態。
貴「よかったぁ…!
大丈夫っ!?」
倒れそうになるルフィの身体を慌てて支えた。
貴「どこにいたの?」
ルフィ「谷の底で…、
狼に追いかけてられてた……」
本当に、エースに突き落とされてたんだ…。
フラフラなルフィを背負って山道を歩いていると、すぐに耳元で寝息が聞こえてきた。
貴「遅くなりました…」
ダダン「ルフィ!?
いったいどこにいたんだい?」
背中で寝てるルフィを起こさないように背負い直す。
貴「谷底で狼に追いかけてられてたらしいです…」
ダダン「谷底!? なんだってそんな所に!?」
貴「さあ…。
それよりダダンさん、救急箱借りますね」
ダダン「あ、ああ」
手当てを終えて、そっとルフィを布団に寝かせた。
貴「エース…」
まだ起きてたエースに声をかける。
エース「………」
貴「ルフィに謝りなよ」
それだけ言って部屋を出た。
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4on - こちらこそよろしくデス!^^ (2016年8月4日 0時) (レス) id: c728948d6c (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 4onさん» 盃兄弟可愛いですよねっ。私も書いてて癒されました(笑) コメントありがとうございます、まだまだ続いておりますよ(笑) 続きもよろしくです。 (2016年8月3日 18時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
4on - 4つのキズナシリーズ凄く良いです!夏休みのだる〜い勉強と部活の疲れが一気に吹っ飛びますw盃兄弟癒し(*・∀・*) (2016年8月3日 13時) (レス) id: c728948d6c (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - ちのさん» ありがとうございます。 完結目指して頑張ります! (2015年3月5日 16時) (レス) id: a8fc0cf250 (このIDを非表示/違反報告)
ちの - めっちゃおもしろいです!更新頑張ってください! (2015年3月4日 22時) (レス) id: 232038eadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三暁 那保 | 作成日時:2014年12月12日 21時