No.117 ページ31
貴｢うん、私も…会ってみたい｣
ｺｱﾗ｢ホント？｣
パァッと表情を輝かせた。
ｺｱﾗ｢よかった〜。
じゃ、行こっか！｣
貴｢え？ い、今？｣
コアラちゃんの勢いに流されて、私はベッドから立ち上がるも、ペタンと床に座り込んでしまう。
貴｢あ…れ？｣
全然、力…入んないや。
ｻﾎﾞ｢無理もねぇよ、ずっと寝てたんだからな。
まだ本調子じゃねぇんだろ、ケガも酷ぇし｣
サボは私のすぐ横にしゃがむと、背中と膝裏に腕を回す。
戸惑う私にお構い無しに、
そのままヒョイと軽々抱え上げた。
貴｢わ…っ｣
ｻﾎﾞ｢さ、コアラ行くぞ｣
貴｢ちょっ、サ、サボ!?｣
バタバタと手足を動かしても、
サボはふらつく事すらしない。
私を抱えたままサボは部屋を出て、
ずんずんと廊下を進む。
貴｢お、下ろしてよっ。
私歩けるからっ、大丈夫だから！｣
ｻﾎﾞ｢いーから、いーから。
気にすんな｣
貴｢私が気にするのーっ！｣
騒げばその分、周りの注目を浴びるだけ。
それに気がついて、私は早々に抗う事を諦めた。
ようやくサボの足が止まったのは、一つのドアの前。
そこでやっと下ろしてもらえた私は、
力の入らない足を必死に踏ん張る。
ドラゴンさんの前で抱えられたんじゃ、
堪ったもんじゃない…。
サボがノックをすると、中から低い声が聞こえた。
ｻﾎﾞ｢サボです。
A、連れて来ました｣
中にいるのは、一人の男性。
黒い長髪に、顔の半分に刺青が刻まれている。
ルフィとはあまり似てないなぁ。
緊張が一周回って、のんきにそんな事思った。
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ぬこぬこ(プロフ) - 誰か助かるルートで書いてくれる人はいないのかー(´；ω；｀) (2019年4月27日 21時) (
レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 梨杏様が書いてる「不思議な双子」読んであげて下さいね！面白いですよ「白眼の少女と蒼の少女」はゆりから漢字で分かりやすく友梨で書いてあります。 (2016年10月17日 10時) (レス) id: 6b9fc4dec9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - イラスト早速みたよ。もしよければ遊びに来ませんか？私が書いた「イラリク部屋~梨杏とゆりの部屋~」色々ありますよ。「白眼の少女と蒼の少女」も梨杏様と一緒書いてます。まだ考え中だけど原作のほうは梨杏様任せもらっています。 (2016年10月17日 10時) (レス) id: 6b9fc4dec9 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 梨香さん» お礼を言うのは私の方ですよ。素敵なイラスト、本当にありがとうございました！ (2016年10月16日 21時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 玲阿薙さん» コメントありがとうございます！ いやいや、そんな事ないですよ(照) 毎日更新は難しいですが、なるべく更新出来るよう、頑張ります！ (2016年10月16日 21時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2016年8月25日 19時
