No.7 ページ8
パタンと閉まったドアを見送ってから、私は再び机に向き直り資料に手を伸ばす。
貴｢…だって、知りたいんだもん｣
知ってどうする訳でも、
知ったからどうにかなる訳でもない。
でも、前へと進む指針を失った今、
私が出来るのはがむしゃらに走るだけ。
きっと進む事をやめてしまったら、
後ずさる事すら諦めてしまうから…。
貴｢あ、満月だ…｣
ふと資料から顔を上げると、
いつの間にやらこんな時間に。
側の時計に目をやると、
時刻は午前４時を指している。
深夜というか、どちらかと言えば早朝。
もうすぐ日が昇り始めてしまう。
さすがに少しは寝るべきかな、なんて思ったところで、突如電伝虫が鳴き出した。
海軍との連絡用の電伝虫。
こんな時間に電話…？
鳴り止まない電伝虫を怪訝に思いながらも、
私は受話器を持ち上げた。
貴｢もしもし…？｣
『ザッ……ザザッ……』
聞こえて来るのは、そんなノイズの音。
貴｢もしもし？｣
『い──どこ──っ』
ノイズに雑じって、微かに声が聞こえた。
この番号を知ってる人も、
かけて来る人も限られている。
貴｢…センゴク元帥ですか？｣
『きさ──すぐ──い』
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三暁 那保(プロフ) - sunnyさん» コメントどうもありがとうございます。そのように言って頂けると、とても嬉しいですっ。応援ありがとうございます、よければ続編もご覧下さい。 (2016年7月4日 19時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
sunny(プロフ) - とっても面白いです！私も小説を書いてるのですが上手くいかなくて…。こんなに面白く書けるのが羨ましいです(´∀｀*)これからも応援しています！ (2016年7月3日 22時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - 竜泉さん» こちらこそ、本当に素敵なイラスト、どうもありがとうございました！ もちろんいいですとも！ ぜひぜひ、気が向いた際にはよろしくお願いいたします！ (2016年7月2日 23時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - イラスト載せていただき、ありがとうございます！！ また何かご縁があれば描いてもよろしいでしょうか？ (2016年7月2日 22時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
三暁 那保(プロフ) - みあのさん» 楽しみに待ってます！ ありがとうございます！ (2016年7月2日 21時) (レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2016年5月10日 19時
