〇見舞い ページ21
コナンらの活躍により、ベルツリータワーにいたケビン吉野を無事捕らえることが出来た。
対して、向かい側の展望台から1発狙撃した男は、誰かと連絡をとっていた。
その男は、阿笠博士の隣の工藤邸に住まわせてもらっている沖矢昴だった。
｢今ジョディーくんから連絡があった。ご苦労だった、また連絡する｣
雑音と混じりながも聞こえてくる無線を聞きつつ立ち上がった沖矢は、首元を抑えスイッチを押した
｢…了解｣
その声は、死んだはずのとある捜査官のものだった。
・
・
Aの様子がおかしい。
腕の治りが悪く、しばらく筒から出せないといえば、やはり彼女から｢黒羽くん｣という名が出てくる。
彼は果たして、Aの事を知っているのか。
果たして、もし知った際も一緒にいてくれる人なのだろうか。
｢ねぇ、A｣
呼びかければ開かれる目。
赤くて赤くて痛い目。
｢黒羽くん、は貴女のこと知っているの？｣
｢…私が、シェリーから生まれた、こと？｣
｢そう。｣
｢ある程度、しって、る。｣
Aの秘密を多少知っていても尚、気にかけてくれている"黒羽くん"。
Aをここまで夢中にさせている"黒羽くん"。
彼は一体どんな子なのかしら。
｢あと10分したらそこから1回出ていいから、その黒羽くんに連絡しなさい。｣
｢…はい｣
｢急で申し訳ないけど、今日来れないか聞いてみてくれる？｣
彼とは一度話しておきたいと思った。
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御坂ナツキ(プロフ) - 木実こむぎ@Project KZ副隊長さん» ありがとうございます！とても嬉しくて執筆の励みになります！！頑張ります！！ (2019年8月19日 21時) (
レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
木実こむぎ@Project KZ副隊長(プロフ) - はじめまして！少し前から読ませていただいている者です。このお話の独特な雰囲気がどストライクです！これからも楽しみに待ってます！ (2019年8月19日 18時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御坂ナツキ | 作成日時：2019年8月14日 21時
