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30話 ページ35




"A…まさか俺のこと…"

"ち、違う…その、なんだか、怖くて…ごめんなさい。今日は…ゆっくり休みたい"

"…そうだね、ごめん。長い間眠っていて起きたばかりなのに無理させて。"

"いいの。今日はありがとう"


「長い間眠っていて…起きたばかり……」

「Aさん自身は記憶が後退していることを知らない…!」

「だから思い出そうとする焦りも見られないのか」

バタン、と扉が閉まった音がして一気に静かな世界になった。
ただ聞こえるのは服の擦れる音とぺたぺたという足音、彼女が生きているという音だけ。

音が大きくなってバサリ、とたぶんベットに服を投げつけたんだろう結構な音がしてそこからあまり音が拾いづらくなった。

しばらくすれば少し遠くからシャワーの音が聞こえ、止まったかと思えばまたぺたぺたと近づいてくる音がした。

体や髪を拭くような音がして、しばらくしてそれも聞こえなくなって、ベットに横たわる音がしてそこで盗聴をやめた。

結構早い時間に寝るんだな、と少しびっくりした。
まだコナンくんもこうして起きている9時近くなのに。いや、ただやることがないからか。
仕事に埋もれてきたから見ている姿を職場でもほとんど見れなかったけれど。

「ありがとう、コナンくん」

「いいよ、安室さんも明日頑張ろう」

「あぁ、また協力してもらうよ」

「うん…!」

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御坂ナツキ(プロフ) - 明里香さん» 本当ですね笑 直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2019年7月28日 14時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話の「わんやわんや」ではなく、「わやわや」ではありませんか。 (2019年7月28日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - こっちゃむさん» コメントありがとうございます!とてもうれしいです!はい、もう少し続くのでお楽しみください!応援ありがとうございます!! (2018年8月25日 6時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - お話に引き込まれて一気に読ませていただきました!まだ少し続くという事なので、楽しみにしています!応援してます! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - い ち ご ミ ル クさん» とてもうれしいです!ありがとうございます! (2018年8月19日 8時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御坂ナツキ | 作成日時:2018年8月9日 9時

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