16話 ページ20
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お世辞にも心地よいと言える空間ではなくて。
少し薄暗く他に住人が住んでいるのか少し微妙で。
さらに彼女の部屋のフロアは本当に物音一つしない。彼女以外いないのかもしれない。
302号室
鍵についている番号と先程彼女から教えてもらった部屋番号で間違いない。
郵便受けには受け取っていない郵便物が少し溢れていて、本当に帰ってないんだなと思った。
意を決してガチャリと鍵を開け、扉を開く。
「…おじゃまします」
「おじゃまします」
コナンくんと2人で一応挨拶をして中に入る
玄関は狭くて目の前にはキッチンがある
見たところ一回も使ったことがないんだろう、ホコリがかぶっていて食器も調理器具も何も無い
さらに進むと8帖くらいの洋室に出た
と言ってもそこにあるのは寝るための簡易ベッドのみ
乱れているベットの上には脱ぎ捨てたであろうスーツのジャケットが置きっぱなしだった
クローゼットの中も開けてみると無造作に服が置いてあるくらいで本当に生活感がまるでない部屋でゾッとした
「安室さん…お姉さんは一体どこで生きてるの?」
「僕が知る限りだと職場だと思うよ」
「お姉さん、なんでこんな」
「この部屋は必要ないくらい職場にいるんだよ。安全だからね」
「だからといって」
昨日のやり取りを見て彼女が公安側であることを知ったコナンくんはここまで無防備な場所でこんな生活をしていることに衝撃を受けていたようで
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ガチャ、と思い音がして足音がしたのでそちらを向くとコンビニの袋を下げて入ってきた彼女がいた
「飲み物置いてないから、買ってきた」
確かに冷蔵庫はない
どうやって生きてるんだ、彼女は
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御坂ナツキ(プロフ) - 明里香さん» 本当ですね笑 直しておきます!ご指摘ありがとうございました! (2019年7月28日 14時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話の「わんやわんや」ではなく、「わやわや」ではありませんか。 (2019年7月28日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - こっちゃむさん» コメントありがとうございます!とてもうれしいです!はい、もう少し続くのでお楽しみください!応援ありがとうございます!! (2018年8月25日 6時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - お話に引き込まれて一気に読ませていただきました!まだ少し続くという事なので、楽しみにしています!応援してます! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 7d2c15605b (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - い ち ご ミ ル クさん» とてもうれしいです!ありがとうございます! (2018年8月19日 8時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御坂ナツキ | 作成日時:2018年8月9日 9時