この君のいない世界に謎解きを! ページ40
ベットの下に隠していたんだろう小さなダンボール。その中にはグミやら某棒状スナック菓子が入っていたり…へそくりみたいな存在のお菓子。
バレてないと思ってたのか。
寝室に行って帰ってくると買った覚えのないお菓子を持って来るんだ。
バレるに決まってるだろ。
・
ふとあるものを思い出してクローゼットの中を開けて奥底にしまっておいた赤い玉を探す。
降「あっ…た……ハ、ハ…」
赤い玉だけ綺麗に輝いていて
他のナツキの持ってきたものは消えてしまったのにこれだけ残って。
これじゃあ魔法使えないんじゃないのか?
石で何とかしてたけど、それじゃあそっちの世界でやっていけないだろ。
取りに戻ってこいよ。
ベットに腰掛け、憎たらしいほど綺麗に輝く赤玉眺める。
降「やっぱり赤は嫌いだ」
次の日、ポアロに向かうとコナンくんに少し来てと言われたので連れられるまま工藤邸までやってきた。
ここに来るのはなんだか嫌だがしょうがなく家に入る。
降「なっ…!赤井…秀一!!」
赤「まて、安室くん。君と喧嘩をしている時間はないよ。今回の件について話し合おうじゃないか。」
赤井に言われるのは癪だが正論だと思ったのでソファに腰掛けた。
コ「他の人にも聞いてみたけどやっぱり知らないって…」
赤「…彼女の本性。つまり魔法使いでこちらの世界にやってきた異世界人ということを知っている人は覚えているとか…」
コ「いや、他に博士と灰原もそれについては知ってたけど…聞いたら知らないって…」
安「となると、覚えているのはこの場にいる3人。となりますね。」
コ「なにか共通点は…?」
うーん、と考えるコナンくんの首元にどこか見覚えのあるものを見つけ目を見開いた。
安「コナンくん!そのロケットペンダント…」
コ「え、…あっ!これナツキから貰ったお守りとかいう…はっ!もしかして安室さんも持ってたりする?!」
安「あぁ…ほら。」
そう言ってポケットの中に入れていたロケットペンダントを出して2人の前に出した。
赤「フム、多分こいつだな。俺たちだけがナツキの存在を覚えている共通点は。」
そう言って赤井も胸元のポケットからロケットペンダントを取り出した。
赤井にもあげていたとは…といまこの場に…いやこの世界にいないナツキに少し怒りたくなるがきっと観覧車の一件で俺たち3人は危ないからと思っての行為だったんだろう。
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作者名:御坂ナツキ | 作成日時:2018年5月10日 21時