Ｐ．５【 やらないの？ 】by.よっち ページ5
トイレから戻るために廊下を歩いていた。
そう、それだけだったのに俺はとんでもないところに遭遇してしまったらしい。
最初は微笑ましい会話と思って盗み聞き…するわけではなかったけど！！
角の向こう側で話している2人、すしらーことりっくんと、後輩のAちゃん。
｢ほかの人も言ってるから始めたら？｣
『うーん…どうしようかなぁ』
｢いいじゃん始めても〜笑笑｣
楽しそうに会話に花を咲かせている二人。
うんうん、先輩としても嬉しい限りだ。
｢ねぇ…Aちゃんってしたことないの？｣
『…まぁ。』
｢はじめて、ってこと？｣
『うん、そうなるかも。』
………
何の話をしてるんだ。
いや、変なことを考えると本当にそんな会話にしか聞こえなくなってしまうから違うと信じよう。
｢1人でやってみよう、みたいなのはなかったの？｣
『やり方とかあんまり良くわからないし…変な風になったら嫌だから1人でやらない方がいいかなって…』
｢そうなんだ｣
だめだ、勘違いじゃない。
なんて会話をしてるんだ！！！！
こんな事務所内の人気のないところで…人気のない！！！！
おい、まさか…
｢じゃあ、一緒にやる？｣
『堀内くんがしてくれるなら…』
｢…わかった｣
『え、ここで？』
｢別に…ここでもいいと思うけど｣
『いえでゆっくりの方が…』
｢するなら早くしようよ｣
『えぇー…』
｢ちょっと待ったァァァァァァァァ！！！！｣
我慢出来ずに角から飛び出して二人の前にたった。
二人はぽかん、とした表情でこちらを見上げていた。
…スマホを持って。
｢……よっちさん？｣
『どうしたんですか？』
｢な、な、何しようとしてたの？！｣
｢なにって…ツイッターのアカウントを作ろうと…｣
｢え…？｣
『わたしやり方分からなかったし…アカウント作ろうか迷ってたので堀内くんに相談してて…』
｢で、俺が教えてたみたいな感じですね｣
｢………｣
そーー、いうこと、ね。
わーーー、はずかしいなーーー。
｢そ、そっかー。じゃ、じゃあ戻るわー｣
早足でオフィスに戻った背後で顔を見合わせてハテナを浮かべていた二人。
紛らわしい会話するなよ…！！
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チャン(プロフ) - 独立してそれに着いていく高橋さん...の選択肢は... (4月21日 22時) (
レス) @page9 id: bb215c3c94 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 3がいいです！ (2019年8月9日 2時) (レス) id: 2b7a345ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ふわこ - 3がいいです！ (2019年5月1日 14時) (レス) id: 49fccea4bc (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - マリーさん» コメントありがとうございます！色々と整いましたら更新再開致します！暫しお待ちください！ (2019年4月11日 7時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
御坂ナツキ(プロフ) - 結衣さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません。リクエストありがとうございます！素敵なネタなのでぜひ書かせていただきたいと思います！リクエストありがとうございました！ (2019年4月11日 7時) (レス) id: 7ae93b89fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御坂ナツキ | 作成日時：2018年4月25日 8時
