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P.6【 間接キス 】 ページ6

某日。
りくくんとそのマネージャーである高橋さんが今日は珍しくお勉強をしている。
なんでもりくくんの大学の課題だとかなんだとか。
飛び級卒業している高橋さんはもちろん頭がいいので参考書を見ながら教えていた。


『あ、そのジュース昔はじめしゃちょーさんの動画で見たやつだ』

「そうそう、来る途中の自販機で見つけて無性に飲みたくなって買っちゃった」


ふってふってゼリー!なジュースグレープ味をひと口飲みながらそう答えるりくくん。
今日も定位置で背景には東京の街並みがうつる大きめの窓できらきらと太陽の光が2人を照らしている。

『私飲んだことないんだよね〜美味しいの?』

「(ニヤリ)おいしいよ?ひとくちのんでみる?」

『いいの?』

「全然!いいよ〜」

社員プラスクリエイター(今日はフィッシャーズのシルクさん、ンダホさん、マサイさん、モトキさん)が見守る中2人は缶を受け渡しした。


「あ、べつにいいけどこれって間接キスだよね〜」

それを聞いた高橋さんは飲む寸前で止めてりくくんのほうをみた。
ちなみにミルクティーをごくごくしていたシルクさんとコーラを飲んでいたンダホさんは、ぶふっとボリュームは低めで飲み物を吹いていてほかの2人に汚ぇ!と言われていた。

ほかの社員も静かにうぐっと詰まらせていたり吹いていたり…と動揺する人も多かった。

だか高橋さんはごくごくごく、と飲むとぷはーと息をついておいしいね、ありがとう。と言って缶ジュースをりくくんに返した。

「え」

『飲まないの?堀内くん』

「い、いや?飲むよ?全然(間接キスなんて今更気にしてたらガキだし…)」


『間接キス、だね?』

手を口元に当てて上目遣いでそういう高橋さんにびくっとしたりくくんは驚いて缶ジュースを落としてしまった。


『あはははは!なにしてんの笑笑』

「っ…もー!笑笑」

予想していたのか取り出したタオルで床を拭きながら高橋さんは笑っていた。















りくくんは空き缶を拾うとその位置から少し遠くにあるゴミ箱に投げる。

すると綺麗にカランとナイスシュートを決めた。
これは社内みんなでわぉ、と言って少し盛り上がった。えへへ、というりくくんに高橋さんは「へぇ」と関心の声を漏らした。

P.7【 空き缶 】→←P.5【 変顔 】by.はじめしゃちょー



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りんご - これって、からかい上手の高木さんという漫画を元にしてますか? (2019年2月17日 8時) (レス) id: 828cd5c5b1 (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 面白かったです!続編楽しみにしてます〜これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 8時) (レス) id: 1e43368747 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御坂ナツキ | 作成日時:2018年4月14日 6時

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