Ｐ．２２【 わきばら 】 ページ22
りくくんは考えながらまた人差し指をAちゃんのわきばらにむける。
だが、果たしてわきばらをつんっとやってもいいのだろうかと躊躇するりくくん。
『んー？こないならまたこっちからいくよ？』
｢っ！…危うくあぶね〜笑｣
Aちゃんのひとことですっと距離をとったりくくん。にやりとしたAちゃんはりくくんの方を向いた。
｢っぷ…あはは！！Aちゃんその顔はやばい！｣
『あ、笑ったね』
｢…｣
『さて、なにしてもらおうかなー？』
｢え！罰ゲームあるの？！｣
当たり前じゃん！とケタケタと笑うAちゃん。そうだなぁと考えるなかりくくんはどんな罰ゲームが来るかドキドキしている。
『じゃあ、一生お米食べちゃダメ』
キッツーーーーーーー！！！！
Aちゃんいがいのここにいるひととの心が通じあったぞこれは。
『っていうのは冗談で…』
｢びびったー笑｣
『私のわきばらつついてみてよ』
自分のわきばらを人差し指で指さすAちゃん。
｢え、それが罰ゲーム？｣
『うん』
りくくんはものすごく躊躇しながらも控えめにつん、とつついた。
その顔はほんのり赤い。
『ね？わたしわきばらはこそばゆくないんだよ』
｢…うん｣
『わきは弱いんだけどね』
｢いやさすがにそこは触れないでしょ｣
Aちゃんの、弱点がひとつ知れたりくくんだけどそれは果たしてからかえる材料になるのか。
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りんご - これって、からかい上手の高木さんという漫画を元にしてますか？ (2019年2月17日 8時) (
レス) id: 828cd5c5b1 (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 面白かったです！続編楽しみにしてます〜これからも頑張って下さい！ (2018年4月23日 8時) (レス) id: 1e43368747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御坂ナツキ | 作成日時：2018年4月14日 6時
