検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:56,716 hit

P.13【 ひじ 】 ページ13

対面当日。

『今日から貴方のマネージャーになりました。高橋Aです。』

「すしらーめんりくこと堀内陸です。よろしくお願いします。」


ぺこりとお互い頭を下げて自己紹介をし合う。お互い同い年ということにとても驚いていてタメ口で行こうと早速会話が弾んでいた。


「あれ?もしかして…この前転んでた子じゃない?」

りくくんには見覚えがあったのかそう聞くと彼女はなんのこと?ととぼけてみせる。
確か右肘を怪我してたでしょ!と右腕を掴んで肘を見ると何も貼っていない。

『堀内くんのえっち』

「え!ごめん!!…高橋さんじゃなかったのかな?」

『転んであげた子に絆創膏貼ってあげたんだ?』

「うん笑 友達が俺の名前書いてある俺専用のだったんだけどね笑」

人助けしたんだぞ、えっへん。と自慢するりくくん。まさかその助けた本人に自慢しているとは知らずに。
高橋さんはにこりと笑うと

『きっとその女の子はりくくんに一目惚れしたと思うよ?ふふ、良かったね』

「えぇー笑 それはないでしょー笑笑」

『…さぁ、女の子は意外と単純な子もいるからね?』


意味深な笑みを浮かべながら仕事に戻ります。と言って高橋さんはデスクに戻った。
じゃあ、俺ももどりまーす。とかえったりくくん。
七分丈の裾からちらりと見えた左腕の肘には[ りく ]と書かれた絆創膏があったのはきっと、その場にいた社員たちしかしらない。

P.14【 名前 】→←P.12【 絆創膏 】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんご - これって、からかい上手の高木さんという漫画を元にしてますか? (2019年2月17日 8時) (レス) id: 828cd5c5b1 (このIDを非表示/違反報告)
かえる - 面白かったです!続編楽しみにしてます〜これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 8時) (レス) id: 1e43368747 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:御坂ナツキ | 作成日時:2018年4月14日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。