伊沢になりたいストーカー。3

大喧嘩。【リク】 ページ33

伊沢 side






"伊沢さん、嫌いじゃないけど嫌いです！！！"






俺の頭の中にフリーズしてる








ふくら「こんな感じ久しぶりだね


嫌いじゃないけどって、意味分かんない」







河村「また何も進まないやつじゃん」






川上「でも、今日の喧嘩は




伊沢さんが悪いですよね」








伊沢「…そうなんだよね」








数分前にAはどこかへ走って行ってしまった







ふくら「今はこうちゃんたちに任せた方が」







追いかけたかったけど





こうちゃん、山本、須貝さんが行ってくれた








喧嘩の原因は俺









30分前ぐらいに溯る









＿＿




貴「伊沢さん！！」








伊沢「…」








いつもの調子で俺に話しかけるAを





横目で見ながら





無視する







ちょっとしたイタズラ心はAに対してよくある







貴「また無視ですか！」







無視されてもめげずに






"伊沢さん"って寄ってきてくれる






Aはかわいい








無視する時間が長かったからか








貴「もう良いです」







そう言ってこうちゃんの方に行ってしまった









伊沢「なんでこうちゃんのところにいるの」






貴「伊沢さんに無視されたからです」







伊沢「…相手するからこっちおいで」







記事を確認しながらAの話を聞いてる









とは言ったものの








貴「いいんですかね？」







…正直に言うとAの話を聞いてなかった






だけど聞いてないってことを言うと






また拗ねるから







伊沢「いいと思うよ」







って言ってしまった






それを言った途端Aが立ち上がり






貴「伊沢さん、嫌いじゃないけど嫌いです！！！」






そう言われてしまった








話を聞いてないのは悪いことだけど







質問が気になる







静かになった執務室








河村「今行ったら余計に喧嘩になるでしょ」






ふくら「そうだね、伊沢さんはここで待機だね」






川上「Aの質問聞いてました？」






伊沢「聞いてなかった…」







川上「"何回好きって言っても



何も返してくれない人って




もう好きじゃないっていう解釈で






いいんですかね？"って言ったんですよ」







ふくら「さすがに返事するだろうと



思ったんだけど…」






河村「いいと思うよって返ってくるって





Aも思わないでしょ」








伊沢「…」









何その質問

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