伊沢になりたいストーカー。2

家。 ページ27

貴「伊沢さん、今日も好きです




かっこいいです





そろそろ結婚してください」









伊沢「…」








貴「無視されるの久しぶりですね」






伊沢「…」






貴「え、生きてますか？人工呼吸しますよ？？」






伊沢「大丈夫、生きてる」








貴「ギター弾いて下さい！」







伊沢「良いけど…




Aがドラム叩いてくれるなら」








貴「ドラムは家にしか無いですけど…




オフィスに無いです…」







伊沢「Aの家行く」









…っ家に来るってカップルみたいで幸せ








貴「夜ご飯の材料買いたいので




スーパー寄っても良いですか？」







伊沢「いいよ」









伊沢さんのギターと歌声って本当に好きだから







聞けるって思ったら




夜ご飯なんか余裕で作れる









貴「伊沢さん夜ご飯何食べたいですか？」






伊沢「Aの好きな物でいいよ」






貴「…難しいですね





ビール飲みますか？」






伊沢「飲まない」






貴「…ん〜」






簡単に生姜焼きとかでいいかな





キャベツ家にあるしご飯も炊けばあるし





卵スープでも作ろうかな…









カシャッ








貴「え？」





伊沢「撮りたいから撮った




主婦みたいだね」






貴「結婚してくださるんですね




ありがとうございます」







伊沢「…」







貴「え、また無視ですか」







伊沢「Aって喋ったら残念だよね」







貴「どういう意味ですか」






伊沢「喋らなかったらモテるのに」






貴「伊沢さんにモテなきゃ



意味ないじゃないですか」








スーパーの袋を伊沢さんは持ってくれて





さりげなく車道側を歩き







…私は無音で盗撮を繰り返す







どれTwitterにあげよう…








冷蔵庫開けながら一言




伊沢「プロテイン無い」





貴「さすがに私の家には無いです」







まずはドラムの部屋へ





防音だから






どれだけドラム叩いても





騒いでも歌っても全然大丈夫









貴「何の曲にしますか？」







動画をとる準備をしながら伊沢さんに聞く








伊沢「ミスチル」






貴「だいたいはできます」






伊沢「花火にする？」







貴「分かりました〜」







インスタのIGTVに載せるように




歌わないで楽器だけで一通り通す







ギター弾きながら歌ってくれるから







動画をたくさん撮る






どれ載せよう…

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