俺の彼女×柳田将洋

元カノ？　※登場人物は、架空の方です。名前が一緒だったらごめんなさい。 ページ49

今日は久しぶりに二人ともは休みで、買い物に行った。







そしてその帰り、ある事態が起きた。






「今日楽しかったね〜！」




「うん、俺も楽しかった」




「また行こう！」



「そーだね」



なんて手を繋ぎながら話していると、




前から女の人が現れた



「マサ…？」




するとマサはびっくりした顔をして、





「美雪さんっ…？」



”美雪”さん？




マサが下の名前で呼ぶということは、よっぽどな関係だ



もしかして…




と、思ってると、美雪さんが






「あ〜！やっぱりマサか！久しぶりだね〜。別れてから初めて会ったね。そちらがテレビで騒がれてた噂の彼女？」




別れてから？？



「久しぶりっすね。彼女のAです」




「こ、こんにちは…」




ぎこちなくあいさつした私に対して美雪さんは、



「こんにちは。マサの元カノの美雪です。よろしくね」







やっぱり、元カノだったんだ。






「よ、よろしくお願いします」





マサが敬語を使っているということは、年上なのかな…





「Aちゃん美人だね〜マサと同い年？」





「は、はいっ…」




「そうなんだぁ〜私、マサの2コ上なんだ。マサはいい子だからよろしくね」




「はい…」









”元カノ”って言う言葉が離れなくて…





いい人なんだろうとは思うけど、やっぱり思えなかった。









マサの元カノ…しかも年上




「じゃあマサとAちゃんまたね〜マサ！次は振るなよ！！」




「はい(笑)」




そして美雪さんが行った後、私はマサのつないだ手をぎゅっと握りしめてたらしく、






「A大丈夫？」



「う、うん…」




「美雪さんね、さっき言ってたけど、俺の元カノ。3年ぐらい前の話だけどね。つっても1年で終わったけど(笑)」




「そうなんだ…さっき美雪さんが次は振るなよ！！って言ってたけど、マサから…？」




「うん、なんでだろうね、いつの間にか終わりなんだって思ったんだろうね。今は友達って感じかな。高校、大学って一緒なんだ」




「そーなんだ…」







もう別れたって言ってたし、自分から振ったって言ってたけど、




やっぱり不安は収まらなくて。







「どこにも行かないでね」



こんな言葉を口にしていた。







「Aもだよ？」





「うんっ…」





そして不安が収まったのか、いつの間にか涙が流れていた。






((離さない))




(離れない)

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