俺の彼女×柳田将洋

俺のですから。 ページ48

今日、マサは一日練習と言っていたのでちょっと寂しいなぁーと思っていると、





ピコん





LINEが鳴った。



「誰だろう…」





開いてみると





マサ：お弁当忘れた！！持ってこれる？？





お弁当！？




食卓の上を見ると






渡し忘れたお弁当がポツりと置いてあった。






あ〜…私のせいだ。




A：ごめん、私が渡し忘れた！どこに行けばいい？




マサ：体育館の入り口まで来れる？



A：うん！



マサ：じゃあお願い



A：はーい







うちの部屋から体育館までは徒歩10分の距離なので、散歩も兼ねて歩いていくことにした。









「…やっぱりいつ見てもおっきいなぁ〜」




相変わらず大きい体育館。






そぉっ〜とドアを開けると




「あ！噂のマサの彼女！！」





いや、噂って(笑)





「どうしたの？」




「マサがお弁当を忘れて…」




「愛妻弁当かよ〜(笑)」




「あはは、いつかそうなるといいですね(笑)」




「おぉ〜言うね〜！マサ呼ぼうか？」





「あ、お願いします！」





今更だけど…この人酒井さんだ。





最年長でベテランリベロの酒井さん。







初めて話したなぁなんて思っていると






「A、ごめんありがと」





マサが走ってこっちに来てくれた。








…その姿はもうカッコよくて。




汗で前髪が濡れて、その前髪がおでこに張り付くという試合で見るマサの顔。








それをいつも直そうとして前髪よく触るんだよね(笑)





「ううん、渡し忘れた私が悪いし」





「…ちょっと見てく？」




「うん！」





すると話に入れてなかった酒井さんがマサに向かって何かを言っていた。




「マサ良かったな〜こんな美人で手作り弁当なんて、うらやましいな！」





「ダメですよ、俺の大切な彼女なので」





「分かってるよ」



そんな会話は私の耳には届かなかった。









そして午後はやることがあったので、帰ったが、午前中は絶好調だった。






午前中のマサの気持ち


((Aがいたからめっちゃ調子良かった))




((そんなこと、恥ずかしくて言えないけどね))




((少しでもカッコいいって思ってくれたかな？))




((も〜早くAに会いたい))




「マサさん、脳内お花畑ですね」




「そうやな(笑)」




(カッコよかった)




(これ以上カッコよくなってどうすんの)




(ほかの子にこんなカッコイイマサ見られたくないんですけど)

元カノ？　※登場人物は、架空の方です。名前が一緒だったらごめんなさい。→←更新じゃなくてすみません…！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す