【弱ペダ】私の彼氏は彼氏じゃない ２【御堂筋翔】

帰り道 ページ35

水野side







よし・・・・忘れもんもないし・・・そろそろ帰ろか・・。








A「栞ちゃん、バイバイ」








水野「・・お、御堂筋ぃと帰るんか、ヒューヒュー」









A「っ！？？//」









一条「・・水野さん！」









水野「はい？」









一条「・・・一緒に帰ろ」









水野「おん。大歓迎や」









下駄箱へ移動する。









・・こういうとき、何話したらええんやろ・・・・。









一条「あ、ローファー黒なんだね」









水野「・・おん。・・・・それがどうかしたん？」








一条「んー・・・なんか・・茶色って感じしてたから。」








水野「そ、そか・・」








一条「・・水野さんの家の方向、こっちで合ってる？」








水野「せやで。・・・・・・そういえば、今日・・何で・・うちと一緒に帰ろうと、思ったん？」








一条「・・・Aはね、いつもそうだけど・・幼なじみだから・・とか言って御堂筋と帰ってるから・・・私基本的にいつも１人なんだ」









一条「・・・・・あとはね、ちょっと悔しかったから。」









水野「？」








一条「水野さん、Aと大会で会ったことあるんでしょ？私・・高校入ってから一番仲良くしてきたの、Aだからさ・・・・・・Aね、水野さんに話しかけようってすごい一生懸命で・・・・・私がいままで一緒に居ても、見たことないAだったから・・」









水野「・・そか。そんで・・「取られちゃうかも」みたいな・・・思うたん？」








一条「うん。まぁね」








水野「そんなん、よくあることやで〜。私も何度もそういうの経験したことあるわ。」








一条「そっか〜」








一条「・・・・・何か・・・水野さんと話してると、すごい楽しいわ・・。一言一言の間がもったいない気がする」









水野「はは、それはよかったわ」









水野「あと、うちのことは、”栞”・・でええよ。いつまでも”水野さん”は、な」









一条「栞・・ね。じゃあ私のことも、”美紅”で。・・・ね、明日も一緒に帰っていい？」








水野「おん。全然ＯＫや」








一条「これからよろしくね、栞」








水野「もちろんや、美紅」

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